場所
舎人公園
舎人公園で詠んだ句をまとめています。句を開くと、同じ季語や場所に連なる別の句へ移れます。
29 HAIKU
階段にかわいいタヌキ来ないでね
枝先の十月桜二つかな
下草や夕日を運ぶ秋の風
真っ白な傘ひとつずつ茸かな
秋や椅子草の真ん中風ばかり
秋の朝落枝ひとつ如意棒
草刈りの下より青む夏草や
「頭上注意」鳴きやまぬ声夏燕
万緑や道に黄葉まじりをり
フンだらけ頭上注意燕鳴く
梅雨雲や草の匂ひの風に乗る
夏の朝たぬきかなあと人の声
台風後風音の中富士見える
夏の朝黄葉ひらり水の上
夏の池網の飛沫や子ら笑ふ
朝木立カラス追ひ来るランドセル
木陰よりタンポポ揺るる虫ひとつ
木の影を離れてひとり夏の月
禁止札の向こう竿振る春の池
春の朝釣り人を待つ烏かな
イヤホンの奥に木洩れ日春の昼
飲むやつと喧嘩するやつ春鴉
万緑や命を覗くレンズかな
散水に虹を放てる羽虫かな
万緑や文机にする膝の上
朝風や光こぼれて寒ゆるむ
春の午後止まりて長き木椅子かな
ネモフィラや我も一匹蜂ならん
草の香や舎人の風に混じる声